ゴミ屋敷について

ゴミ屋敷とは、ゴミが屋内だけでなく屋外まで散らばっている不衛生な状態で、不快な悪臭や病害虫が発生し、近隣の住人から苦情が寄せられているような屋敷のことを言います。

しかし、ゴミ屋敷の定義は特になく、周辺住民の苦情が社会的な問題として取り上げられ、役所が介入するほどのひどい状態を、一般的にゴミ屋敷と呼びます。

ゴミ屋敷の住人はいつも「何とかしなくては」と思い続けているようですが、なかなかきっかけがつかめないのが現実のようです。

あなたやあなたのまわりの人がゴミ屋敷の住人になった理由は？

住いがゴミ屋敷になりつつある人や、すでにゴミ屋敷の状態になってしまった人には、その状況によってはサポートが必要です。

あなた自身や、あなたのまわりの人がどの程度のレベルのゴミ屋敷なのかを認識して、それぞれのレベルに合った対策を始める必要があります。

初期のレベル

仕事などの忙しさが原因で、床に雑誌や空き缶などが散らかってはいるものの、トイレや洗面所などへの通路は確保されているような状態です。

この程度なら、自分自身に気合を入れて、一気に片付けられる状態のレベルといえます。

中期のレベル

年齢や性格が原因で、もったいない意識が強すぎて物が捨てられず、廊下や階段などにも衣類や本などが積み上げられているような状態です。

転倒のリスクが高まると同時に、火災や地震の際の逃げ遅れにも繋がってしまいます。

70代以上の高齢者に多いタイプなので、子ども世代が親を説得して一緒に仕分けをし、不用品回収業者などを利用し、買取してもらえるものがあればお金に換えるのもひとつの方法です。

後期のレベル

年齢に関係なく片づける気力がわかず、足の踏み場がないほど散らかり、部屋を移動するのも困難な状況です。

例えば、発達障害を抱えている人の中には、まれに「整理整頓する事に集中できない」といった症状があることもあります。

また、認知症のため、ゴミの分別ができないなどの理由から、ひどいゴミ屋敷になってしまった例もあります。

役所によっては、「ゴミ屋敷相談窓口」を設けているところもあるので、身近な人が、行政に相談してみましょう。

ゴミ屋敷の片付けに、福祉や介護に関するサポートが必要なこともあるので、家族が悩みを一手に引き受けてしまわずに、行政に助けを求めることも大切です。

ゴミ屋敷の片付けに必要な資格は？

ゴミ屋敷の片付けに必要な資格は特にはありませんが、ゴミ屋敷清掃士という民間認定資格資格があります。

また、遺品整理士や収納マイスター、整理収納インストラクターなどといった資格を所持している従業員や心理カウンセラーの資格を持ち、ゴミ屋敷の片付け後のフォローを行なっている事業所もあります。

しかし、有資格者がいる事業所が優れているとも言い切れず、経営者の理念の問題もあります。

経営者が、ゴミ屋敷の住人の心に寄りそうことを大切にしているかどうかで、従業員の心構えも違ってきます。 利用者が見極めるのは難しいものの、地元の業者なら利益一辺倒かどうかは口コミなどで分ると思います。

許可書について

ゴミ屋敷の片付けに際しての業者選びは、資格にこだわるよりも、むしろ許可書を保持しているかどうかを確認することが大事です。まず、一般廃棄物収集運搬業許可は必要です。

その他にも全てがゴミではなく、まだ使えるものや骨とう品などが混じっていて、買取もおこなってほしい場合は、古物商許可が必要になります。

産業廃棄物の収集に関する場合は、産業廃棄物運搬業許可を所持していたほうがよい場合もあるので、業者に依頼する際に確認しておきましょう。

まとめ

ゴミ屋敷を放置することは、住人だけの問題ではなく、火災の心配や害虫の発生など様々なトラブルが近隣にも及びます。

しかし、ゴミ屋敷の住人の中には心を病んでいる人もいて、本人だけでゴミ屋敷状態を改善することは到底無理なだけでなく、家族や知人でも対処できない場合もあります。

身近な人が行政などに相談し、福祉や介護に関するサポートを受けながら、ゴミ屋敷の片づけを進めていきましょう。

便利屋本舗　ブルームとは？

お気軽にお問い合わせください。047-335-9898受付時間 10:00-18:00

その他の関連記事