借主（入居者）も知っておきたいハウスクリーニングの相場

2025年10月11日

借主（入居者）も知っておきたい
ハウスクリーニングの相場

アパートやマンションなどの賃貸物件のハウスクリーニングは、貸主が次の入居者に清潔で安全な部屋を提供するために行います。

そのため、貸主が費用を負担するのが原則ですが、賃貸契約の内容によっては、借主（入居者）が費用負担をするケースや追加費用が発生するケースがあります。

借主（入居者）もハウスクリーニングについての知識や費用の相場を知っておくことで、安心して賃貸物件に住むことができます。

ハウスクリーニングの相場は変動する

アパートやマンションなどの賃貸物件のハウスクリーニングの相場は、様々な条件や理由から変動します。

入居する際には、その物件が現在の時点で、いくらのハウスクリーニング費用が設定されているのかを確認しておきましょう。

ハウスクリーニングの費用については、入居時の契約書に記載される場合がほとんどなので、契約書をよく読んで、納得した上で賃貸借契約を交わしましょう。

ハウスクリーニングの相場は時期によって変わる

ハウスクリーニングの繁忙期は、引越しが増える入学や就職前、長期休暇などです。
閑散期は、概ね1月～2月、4月～5月、10月～11月です。

ハウスクリーニングの相場は部屋の平米数によって変わる

ハウスクリーニングの費用相場はワンルームで15,000～35,000円くらいですが、相場ははっきりと言い切れないので、先ずは以下を参考にしてください。

1K：1万8,000～3万円
2K：2万2,000～3万円
2DK：2万8,000～4万円
3DK：3万9,000～4万2,000円
4DK：4万2,000～7万5,000円
5DK：4万6,000円～

ハウスクリーニングの相場は築年数や部屋の汚れ具合によって変わる

アパートやマンションなどの賃貸物件のハウスクリーニングの料金は、平米数で相場が決まると言うものの、築年数が浅いと部屋の汚れ具合や傷みが少ないため、料金がやや低めとなり、築年数が経過しているほど高くなる傾向にあるようです。

築年数が浅い場合も築年数が経過している場合も、借主（入居者）が通常の生活を送っていれば、別途請求されることはほとんどありません。
しかし、キッチン、バスルーム、洗面所、トイレ、ベランダ、フローリング、エアコンなどが、ひどく汚れていたり、キズがついていると、別途請求されることもあります。

退去時にかかるハウスクリーニング費用を抑えるには？

入居者が退去時にかかるハウスクリーニングの費用を抑えるためにできることは、以下の通りです。

①居住中や退去前の掃除を怠らないこと
②汚れ具合によっては、随時、便利屋さんなどを利用してキレイな状態を保っておく
③釘穴などを作らないように、額などの取り付け方を工夫する

基本的に退去後のハウスクリーニングは、貸主が決めた専門のハウスクリーニング業者が行います。

退去時に入居者が自分で安い業者を選ぶことはできませんが、常々気になるところの掃除や修繕を自分で行ったり、住いの近くの便利屋さんなどに依頼することで、退去時に追加料金を払わずにすみます。

まとめ

ハウスクリーニングの費用は、貸主が費用を負担するのが原則ですが、賃貸契約の内容によって様々です。

また、ハウスクリーニング費用もケースバイケースで、都市部や地方によっても違い、築年数や平米数、引っ越しの季節や時期、汚れ度合いによっても違ってきます。
ハウスクリーニングの費用についても、契約書をよく読んで、納得した上で賃貸借契約を結びましょう。