受動的防犯と能動的防犯

2025年10月16日

受動的防犯と能動的防犯

「防犯」とは、犯罪の発生を防ぎ防止することですが、防犯には「受動的防犯」と「能動的防犯」という種類に分けられます。
「受動的防犯」とは、家屋に侵入して来る犯罪者を防いだり、危害を加えられそうになったときの為の用具を携帯することです。
一方「能動的防犯」とは、犯罪を未然に防ぐため地域を巡回したり、犯罪が起こりそうな場所を見つけて環境を変えることです。

「受動的防犯」と「能動的防犯」を意識し、犯罪から自分の身を守ると共に地域の環境をを守りましょう。

受動的防犯の例

具体的な例としては、鍵の強化（マンションならオートロックなど）や、建物周囲の防犯カメラやセンサーライト、センサーアラームの設置、ホームセキュリティーの設置などです。
その他にも窓やドアの補強、一戸建てなら家の周りに音のする砂利を敷くことも受動的防犯となります。

屋外での窃盗被害の対処法
屋外での窃盗被害似合った場合を想定して、携帯用の防犯ブザーや催涙スプレーなどを携帯しておくのも受動的防犯と言えます。

夜間の留守対策について
留守時の夜間に電気が消えていると、侵入強盗や空き巣のターゲットとなりやすい傾向があります。
夜間の留守対策として、出先からスマホで点灯できるタイプの照明器具などの利用する方法もあります。

能動的防犯の例

人の目が届かず、死角となる場所が多い地域は、犯罪が行われやすい環境と言えます。

自治体単位で、街路灯を増やしたり、大木過ぎる街路樹などを間引くなど、環境を整えることなどが能動的防犯です。
また、町内で見まわることも能動的防犯になります。

最近の犯罪傾向

最近の犯罪傾向は窃盗犯が一番多くなっています。

その他にも暴力犯罪、性犯罪、経済犯罪、知的財産犯罪、環境犯罪、コンピュータ犯罪、麻薬犯罪、交通犯罪などがあります。

様々な犯罪について

暴力犯罪とは暴行、傷害、殺人、強盗、誘拐、恐喝などです。
性犯罪とは、強制わいせつ、レイプ、児童買春、児童ポルノなどです。
経済犯罪とは、詐欺、背任、横領、贈収賄、株式詐欺、不正競争、脱税、偽計業務妨害などです。
知的財産犯罪とは、著作権侵害、商標権侵害、特許権侵害、不正競争防止法違反などです。
環境犯罪とは、廃棄物の不法投棄、大気汚染、水質汚染、土壌汚染などです。
コンピュータ犯罪とは、ハッキング、コンピュータウイルスの作成、拡散、不正アクセス、不正送金などです。
麻薬犯罪とは、薬物の密売、所持、使用、栽培などです。
交通犯罪とは、酒気帯び運転、無免許運転、ひき逃げ、速度超過、信号無視、交通事故処理違反などです。

まとめ

どんな犯罪に対しても、常日頃から防犯に対する意識を高めておきましょう。

「自分は大丈夫」は、あてになりません。

侵入犯罪を防ぐためには、鍵の強化や、建物周囲の防犯カメラやセンサーライト、センサーアラームの設置、ホームセキュリティーの設置、窓やドアの補強、一戸建てなら家の周りに音のする砂利を敷くなど具体的な防犯対策が必要です。その他にも、住んでいる街全体を犯罪が起こりにくい環境にしていくことも、大事なことです。