空き家になる前に考えておくべきこと

超高齢化時代、65歳以上の高齢者世帯が増えている中で、空き家問題も深刻化しています。
空き家になる原因は、高齢者の場合は高齢者施設に入所したり、子供世帯と同居するなど様々です。
空き家になったまま放置すればするほど、あらゆる面でリスクが大きくなります。
できれば、思い出があるお住まいが空き家になる前に、不用なものを処分しておくことをおすすめします。
この記事では、まだ判断力がある高齢者が、空き家になる前に考えておくべきことについてまとめてみました。

断捨離のすすめ

誰もが「今日が一番若い日」です。

「思いついたが吉日」とも言いまが、年齢に関係なく、身の回りのものは、ため込まないことが理想です。

特に高齢者は、まだ決断力があるうちに、不用なものを手放す準備をしましょう。

断捨離とは？

断捨離とは単に物を捨てることではなく、今の自分に必要なものは残し、不必要なものは処分することです。

身のまわりの物を厳選して、シンプルに過ごしていくうちに、物に執着しない生き方ができるようになります。

できる限り自宅で暮らしたいなら早めに対策を

築年数が経つ一戸建ての空き家は、経年劣化が進んでいるため、立地条件がよくてもなかなか売れないようです。

もし、自宅を売却せずに、できるだけ長く住み続けたいなら、今すぐにでも邪魔になる大型家具や家電などを処分しましょう。

荷物があふれたゴミ屋敷状態の中で暮らしていると、カビや害虫などが住いにはびこりやすく不衛生になりがちです。

老後も持ち家で、できる限り暮らしたいなら、空き家になる前にシンプルな暮らしを始めましょう。

大型家具や家電、衣類などの処分はプロに頼もう

不用品の整理は、体力がいるため先延ばしになりがちですが、高齢者は、健康と安全のためにもプロに頼むことを検討しましょう。

カサの低い家具や衣類は自治体の分別ごみに出し、手に負えない場合は、不用品回収業者や不用品回収買取業者、便利屋さんなどに依頼すると、腰を痛めたり、怪我をすることなくシンプルな暮らしが実現します。

不用品回収業者は、不用品を回収する業者で、不用品回収買取業者は不用品の回収とともに、買取もしてくれます。

便利屋さんは、不用品回収後の掃除や庭の草引きなども依頼できます。

その他に空き家になる前に考えておきたいこと

命は永遠ではありません。

まずは大切なお住まいから、不用な物品を取り除き清潔でシンプルな暮らしを始めましょう。それはストレスを取り除き、健康寿命をのばすことに繋がります。

さらに、持ち屋が空き家になった場合、身内の誰かが住むのか、賃貸に出すのか、売却するのかなどを具体的に決めておくとよいでしょう。

空き家は、締め切った状態のまま放置すると、約１ヵ月で老朽化すると言われています。

また、空き家の維持管理には時間や費用も掛かります。

そのあたりも、空き家になる前にネットなどで調べて把握しておきましょう。

空き家になってもしばらくはそのままにしておきたいなら？

相続の都合などで、空き家をしばらくそのまま置いておきたい場合は、近隣の景観を損なわない様に、定期的に庭木の手入れなどをしておきましょう。

見た目があまりにひどい場合は、行政からの指導があり、速やかに対処しない場合は、罰則も科せられます。

まとめ

今住んでいる大切なわが家が空き家になるなど、考えたくないことかもしれませんが、まだ元気で判断力のあるうちに、「もし空き家になったらどうしてほしいのか」を、考えておきましょう。

まずは、不用な物を処分し、家を身軽にしておくことから始めませんか？

例えば、信頼できる地元の便利屋さんなどに不用品の処分を依頼すると同時に掃除も依頼すると、1日で片付きます。

わが家も生き物です。もし、わが家が物であふれているようなら、空き家になる前に身軽にしてあげましょう。

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